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東芝、外部調査で問題指摘の2人退任へ…株主総会巡る報告書受け

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 東芝は14日、昨年7月の定時株主総会が「公正に運営されたものとはいえない」と外部調査の報告書で指摘されたことを受け、永山治取締役会議長がオンラインで記者会見した。取締役会を立て直し信頼を回復するため、新たな取締役を外部から受け入れる計画を明らかにした。経営者の育成を早急に進める考えも示した。

 永山氏は「株主を始めとする皆様に不安と心配をかけ、おわび申し上げる」と陳謝した。

 東芝は13日、今月25日の定時株主総会で提案する取締役の候補者13人から、報告書で問題が指摘された社外取締役の太田順司氏と山内卓氏を除くと発表した。永山氏は定時総会の後に、「国内外を問わず、再建の重責を担う、経営の経験と知見を有する人材」を新たな取締役候補に選び、適切な時期に臨時株主総会を開いて選任する考えを示した。人選について株主からの意見聴取の場も設ける。

 永山氏はまた、「執行部の立て直しは急務。新陳代謝の重要性はより切迫したものとなっている」と述べ、4月に社長職に返り咲いた綱川智最高経営責任者(CEO)の後継者の育成を急ぐ考えも示した。

 報告書では、東芝幹部と経済産業省が連携して、一部株主の提案に対する妨害を画策したと指摘された。永山氏は「ガバナンス(企業統治)、コンプライアンス(法令順守)の意識が欠如していたと言わざるを得ない」と認め、再発防止を図ると約束した。ただ、経産省との関係については「言及する立場にない」と述べるにとどめた。

 4月に辞任した車谷 暢昭のぶあき 前社長CEOについては、「経営の混乱を招き、株主の信頼を損なった責任は、決して無視できないものがある」と批判し、第三者による検証で責任追及を進める意向を示した。

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2123771 0 経済 2021/06/14 21:26:00 2021/06/14 21:46:20 2021/06/14 21:46:20

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