富山の幸せ「おすそわけ」…イベント企画の経験生かし、まちおこしにも尽力

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高木新平さん 「 NEWPEACE(ニューピース) 」CEO

 リアルやSNS上のつながりを生かして大勢を集め、連帯して情報発信できるのが強みだ。イベントや事業などの企画会社を起業した高木新平さん(33)は、ビジネスを通じて新しい価値観や多様性のあふれる社会を実現しようと、ユニークな活動を続けている。持ち前の企画力と発信力で、地元・富山県のまちおこしにも乗り出した。(経済部 畑仁優鋭)

漁で使った縄がジャケットに変身…「地域アピールの機会にも」
写真はいずれも田村充
写真はいずれも田村充

  • たかぎ・しんぺい  1987年生まれ、富山県出身。2010年、早稲田大卒。広告会社に入り、翌年退社。14年、「NEWPEACE」創業。ジェンダー(社会的・文化的性差)や気候変動問題にも向き合う。

かつては「マイナー」、今は「イケてる」

 「『しあわせ、おすそわけ』が次の富山の合言葉だ。自然やおいしい魚、水など幸福度の高いライフスタイルを推した方がいい」

 14日午後、県庁で開かれた富山の成長戦略を話し合う有識者会議。人口減少や移住促進対策がテーマの会議にオンライン参加した高木さんは、熱く語りかけた。大学進学で上京後、「マイナーな県」として関心を寄せなかった富山が、今は「イケてる」。

 個性的なワイナリーやレストランがあり、地元に貢献したい起業家たちがいるのに、全体で目指すべき「ビジョン」がないのはもったいないと感じている。

家でもなく、職場でもない…

 県の会議に招かれたきっかけは、東京・六本木で共同生活した「シェアハウス」での経験だった。

 広告会社を退社し、資金面の不安があった高木さんは2011年6月から、同世代の知り合いと計5人でマンション暮らしを始めた。

 その名は「トーキョーよるヒルズ」。リビングで大人数の鍋パーティーや世界各地の音楽をテーマにしたトークイベントなどを連日開き、若者を中心に年2000~3000人が訪れる交流の場となった。

 5人はフェイスブックやツイッター上の数万人のつながりも駆使し、「家でもなく、職場でもない、第3の場」として情報発信した。新しい若者のライフスタイルとして注目を集め、多くのメディアがよるヒルズを取り上げた。1周年記念イベントには田原総一朗さんや勝間和代さんらが訪れ、ネット中継された。脚光を浴び、知名度が上がるにつれて、個人で請け負うイベント企画などの仕事が増えていった。

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2161123 0 経済 2021/06/28 15:00:00 2021/07/08 14:02:08 2021/07/08 14:02:08 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210624-OYT1I50073-T.jpg?type=thumbnail

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