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海流が交わるため、種類豊富な「さかなのまち」…ハマチにキンメダイ・ヤリイカが並ぶ

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 日向灘の沿岸部にあり、様々な魚介類が水揚げされて水産加工業者も多いことから「さかなのまち」と呼ばれる宮崎県門川町。同町門川尾末にある門川港を訪れると、昨年暮れから今春にかけて順次オープンした海産物直売所と食堂が隣接して並び、新鮮な魚を買ったり、食事を楽しんだりできる。(小川哲雄)

 門川町沖の海域は黒潮と瀬戸内からの海流が交わることなどから、様々な魚が集まるとされる。こうした魚が水揚げされる門川港にある海産物直売所は、地元マルケイ水産が営む。かつて門川漁協が「海遊物産館うみすずめ」として開設し、人手不足などから2017年に休止した建物を借りて昨年12月に開業した。

 営業時間は毎日午前8時から午後5時過ぎまで。ハマチやキンメダイ、ヤリイカなど70種近くの魚介類が並び、大型水槽で泳ぐハモやカサゴなども買える。

直売所でハガツオを手に「うまいよ」と紹介する黒木さん
直売所でハガツオを手に「うまいよ」と紹介する黒木さん

 マルケイ水産代表で同町出身の黒木和雄さん(71)は「とれたものにこだわり、生まれ育った町の活性化に貢献したい。仕入れた魚には自信がある」と胸を張る。

マルケイ食堂で楽しめる海鮮丼
マルケイ食堂で楽しめる海鮮丼

 黒木さんは今年5月、直売所が入る建物内に飲食店「マルケイ食堂」も開設した。刺し身を盛り合わせた海鮮丼定食(税込み980円)など約10種の定食を用意し、月曜を除く毎日午前11時~午後2時に店を開ける。切り盛りする黒木さんの妻、由紀子さん(70)は「近く名物のハモ丼も加えたい」と意気込む。

 門川港からは沖合にキャンプ場を備えた無人島の乙島や、国の天然記念物・カンムリウミスズメの繁殖地で知られる枇榔島が浮かぶ景観を眺めることもできる。和雄さんは「豊かな魚を楽しむとともに、自然豊かな門川町も堪能してほしい」と話している。

815種の魅力を一冊に

刊行された「新・門川の魚図鑑」
刊行された「新・門川の魚図鑑」

 門川町沖などにいる魚の魅力を学べる新しい本が今月、発売された。宮崎大農学部付属延岡フィールド(延岡市)が手がけた「新・門川の魚図鑑『ひむかの海の魚たち』」(1冊税込み3000円)で、815種を写真入りで紹介している。

 門川町と宮崎大の連携事業で2019年に発行された「門川の魚図鑑」を改訂したもので、A5判、358ページ。延岡フィールドの村瀬敦宣准教授(沿岸性魚類の生態学)や学生らが15年6月以降、漁師らの協力を得て門川湾で調査して確認した魚を中心に、水深に応じて沿岸編、陸棚編、深海編に分けて紹介している。

 町まちづくり推進課や町観光協会などで購入できる。町にふるさと納税で1万円寄付した人にも返礼品として1冊用意されている。

 問い合わせは同課(0982・63・1140)へ。

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2182883 0 経済 2021/07/06 12:34:00 2021/07/06 12:34:00 2021/07/06 12:34:00 鮮魚の刺し身を盛り合わせた海鮮丼 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210705-OYT1I50071-T.jpg?type=thumbnail

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