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空き瓶18本で日本酒と交換…酒造会社、再利用促進へ独自の取り組み

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新メンバー制度のカードと、空き瓶と交換出来る「特別純米 北の稲穂」(旭川市で)
新メンバー制度のカードと、空き瓶と交換出来る「特別純米 北の稲穂」(旭川市で)

 北海道内の酒蔵の空き瓶18本と、日本酒4号瓶1本を交換します――。旭川市の酒造会社「男山」は再利用できる「リターナブル瓶(リユース瓶)」の活用を促進しようと、独自の取り組みを始めた。循環型社会への貢献や企業イメージ向上へ日本酒ファンに協力を呼びかける試みで、旭川市も注目している。

 男山が始めたのは「みんなのマイボトル メンバー制度」。リユースできるのは、一升瓶なら下部の「丸正マーク」、4号瓶(720ミリ・リットル)は上部の「Rマーク」が目印。他社の酒瓶もOKだが、割れや欠けがあるなど再利用に向かない場合は対象外。

 同社敷地にある「男山酒造り資料舘」に直接持ち込むと、最初にメンバーズカードが渡され、以降、ポイントが付与される。道内の酒蔵の瓶はサイズにかかわらず1本2ポイント、道外は1ポイントで、36ポイントたまると男山の「御免酒」「特別純米 北の稲穂」など4号瓶3種のうちの1本と交換出来る。6日の制度開始から約100本持ち込まれ、3人が4号瓶を手にした。

 同社が一升瓶で販売する年約26万本の9割は、市内の業者から仕入れた回収瓶を使っている。再利用前に自社で洗浄するため、最終的なコストは新品の瓶と大差ないという。メンバー制度で新たに回収する瓶も、洗浄などの手間は同じだ。

 同社の山崎 五良ごろう 取締役(36)は、「本来、リユース出来るのに消費者が捨てていたものを、気軽に持ち込める受け皿を作りたかった」と話している。

        ◇

 旭川市は毎週水曜日に、各家庭から出る空き瓶・缶ごみを回収しており、毎回80~90トンに達するが、再利用される瓶類は2020年度で約52トン。廃品回収などを入れても計約116トンにとどまるという。同社の取り組みに市環境部廃棄物政策課は、「民間の力で少しでも再利用が広がればありがたい」と歓迎している。

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2216376 0 経済 2021/07/18 19:22:00 2021/07/18 19:34:52 2021/07/18 19:34:52 新メンバー制度のカードと、空き瓶と交換出来る「特別純米 北の稲穂」(15日、旭川市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210716-OYT1I50085-T.jpg?type=thumbnail

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