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大塚家具、ヤマダHDの完全子会社へ…「吸収で事実上なくなる」株主から苦言

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 大塚家具は29日、東京都内で株主総会を開き、ヤマダホールディングス(HD)の完全子会社になることを正式に決めた。経営方針を巡る創業家内の対立が注目を集め、大塚久美子氏が父親・勝久氏を追い出す形で経営権を握ったが、業績は悪化。今後は家電やリフォームを組み合わせた販売手法で再建を図る。

 「結果的にヤマダHDに吸収され、事実上、大塚家具はなくなる。どう考えているのか」

 株主総会では、株主の男性が古参の取締役を名指しして苦言を呈する場面もあった。すでにヤマダHDは大塚家具株の過半数を保有しており、完全子会社化の議案は賛成多数で可決された。8月30日でジャスダック市場を上場廃止となる。

 大塚家具では、きめ細かな接客を売りにした高級家具路線の勝久氏と、幅広い客層向けの品ぞろえで路線転換を図る久美子氏が対立。2015年の株主総会では、相手を経営から外す取締役選任案を出し合い、委任状争奪戦を繰り広げた。

 この総会では久美子氏の改革路線が支持され、勝久氏は会社を去った。しかし、担当者が付き添う接客方法をやめるなど、高級路線に偏ったイメージの 払拭ふっしょく を図った戦略は裏目に出た。

 安い価格帯の家具はニトリHDやイケアといった競合が多く、高級家具のブランドイメージも薄れて業績は低迷。19年12月にヤマダHDの傘下に入ってからも業績は振るわず、久美子氏は経営責任を取って20年12月に辞任した。

 大塚家具は、ヤマダHD傘下のヤマダデンキの家電などを組み合わせ、中・高価格帯の家具販売を強化する方針だ。株主総会で、三嶋恒夫会長兼社長(ヤマダHD社長)は「大塚家具というブランドは守らないといけない」と強調した。

大塚家具は大型テレビなどの家電と高級家具の組み合わせで販売拡大を図る(29日、東京都江東区の有明本社ショールームで)
大塚家具は大型テレビなどの家電と高級家具の組み合わせで販売拡大を図る(29日、東京都江東区の有明本社ショールームで)

 すでに大塚家具の店舗はヤマダの高級家電と一緒に展示販売を行っている。旗艦店の有明本社ショールームでは、31日から住宅のリフォーム事業も始める。家電やキッチン、壁紙などとの相乗効果で、家具販売を上向かせることができるかが問われる。

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2245734 0 経済 2021/07/29 21:25:00 2021/07/30 09:26:52 2021/07/30 09:26:52 大型のテレビなどの家電と高級家具の組み合わせで販売拡大を図る(29日、東京都江東区にある大塚家具の有明本社ショールームで) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210729-OYT1I50173-T.jpg?type=thumbnail

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