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「総合金融」目指すSBI、銀行は不可欠のピース…省庁OB招き周到準備

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支えた経営陣

 SBIには「アドバイザリー・メンバー」として金融庁長官を務めた五味広文氏がおり、今年6月には社外取締役に元財務次官で弁護士の福田淳一氏を招いた。傘下の保険事業のトップなどにも、金融庁の局長や審議官の経験者が並ぶ。北尾氏の肝いりの地銀との連携は、金融庁の審議官経験者が旗を振る。

 SBIは、仙台銀や福島銀、島根銀など8地銀と資本・業務提携し、「地銀連合」を構築する。金融庁が、少子高齢化で経営の厳しさが増す地域金融機関への危機感を高めていることを踏まえ、「地方創生」への関与も打ち出した。

 TOBの完了後、刷新する方針の新生銀の経営陣には、会長候補として五味氏を想定。五味氏の内諾を得たとしている。9日の公表文では、新生銀が返済する必要がある約3500億円の公的資金を「大きな社会課題だ」と指摘した。

 SBI幹部は言う。「今の新生銀の経営陣では100年たっても公的資金を返せない。だから、ビジネスモデルを変えていかないといけない」。株価が低迷し、注入した公的資金を保有株の売却で回収できずにいる国にとっては、SBIに期待する向きもある。

 金融庁関係者は、「多額の公的資金を抱えた新生銀行の企業価値を上げられるのはSBIくらいではないか」と歓迎する。

波乱も

 SBIが新生銀への出資比率を高め、業務提携を模索する中で、反発した新生銀は、SBIのネット証券事業でのライバルであるマネックス証券と提携し、関係悪化が指摘されていた。

 TOB完了後、SBIは新生銀の経営陣を刷新する考えだ。これに対し、新生銀に友好的な企業が「ホワイトナイト(白馬の騎士)」として対抗TOBに乗り出す可能性もある。

 「TOB合戦によって新生銀の経営が混乱しないよう注意する必要がある」。金融庁の幹部からは、子会社化の行方を懸念する声も上がっている。

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使い方
2354869 0 経済 2021/09/09 22:21:00 2021/09/10 03:05:44 2021/09/10 03:05:44 SBI本社のある泉ガーデンタワー(9日午後、東京都港区で)=高市由希帆撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210909-OYT1I50138-T.jpg?type=thumbnail

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