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リピーター客が受け継いだ地元の名物コロッケ店、店主の人柄にほれ込み脱サラ

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 岐阜県飛騨市古川町に本拠を置き、地元の名物コロッケを製造販売する「ひだコロッケ本舗」の事業を、リピーターだった男性が引き継ぐことになった。この男性は、コロッケの味と代表の長瀬清和さん(68)の人柄にほれ込んで脱サラした高山市の川田亮さん(42)。川田さんは、長瀬さんの味をさらに広めようと意気込んでいる。(松本宏敬)

長瀬さん(右)のひだコロッケを受け継ぐ川田さん
長瀬さん(右)のひだコロッケを受け継ぐ川田さん

 ひだコロッケは、古川の名物を作りたいと考えていた長瀬さんが約30年前、地元の友人と試行錯誤の末に開発した。飛騨牛をふんだんに使い、じゃがいもはごろっとした食感が残る。町歩きの小腹を満たしてもらおうと、ソースなしで食べられる味付けで、総菜用より大きめなのが特徴だ。

町歩きにぴったりなひだコロッケ
町歩きにぴったりなひだコロッケ

 地元での直売のほか、出張販売も積極的に行い、各地のイベントで自慢の味を売り込んできた。一方、長瀬さんは後継者を探しながら、「自分の代で終わらせるのは惜しいが、妻と2人で体の続く限り細々と続けていくしかない」と思い続けてきたという。

 食品関係の営業マンだった川田さんは8年前、イベントで出張販売に来ていた長瀬さんと出会い、コロッケの味とともに、楽しげに客とふれあう長瀬さんの姿に感銘を受けた。

 会社勤めを続けるか悩んでいた川田さんが、「コロッケの仕事に興味がある」と長瀬さんに打ち明けたのは3年前。その後、長瀬さんを手伝いながら、大垣市の経営コンサルタント会社のアドバイスを受け、事業承継に向けた準備を進めてきた。コロナ禍以前の2019年11月には、川田さんが中心になって店のホームページを開設し、ネット販売もスタートさせた。

 しかし、コロナの影響で出張販売ができなくなり、昨年は売り上げが半減。コロナ禍の収束が見えず、2人とも悩んだというが、川田さんは会社を辞め、今年7月から、高山市内の工場で本格的にコロッケ作りに取り組んでいる。

 「作って売るまでの流れは、外から見ていたのとは大違い。あっという間の2か月だった」。長瀬さんと二人三脚で歩み始めた川田さんは、「否定から入らない。だめなら次を考える」という長瀬さんの前向きな姿勢も引き継ぐつもりだ。

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2371469 0 経済 2021/09/16 15:44:00 2021/09/16 16:16:48 2021/09/16 16:16:48 長瀬さん(右)のひだコロッケを受け継ぐ川田さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210916-OYT1I50066-T-e1631776603125.jpg?type=thumbnail

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