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神奈川県真鶴町は、ドラマや映画などの撮影に対応する「町フィルムコミッション(FC)」を設立した。県観光協会によると、県西地区初めてのFC。町内では例年、映画やドラマ約20本の撮影が行われており、事務局の町産業観光課は「撮影本数アップにつなげ、真鶴の魅力発信を後押ししたい」としている。

FCは、町内での撮影を地域ぐるみで支援する組織で、撮影場所やエキストラの手配、スタッフらの食事の用意などを行う。ロケ地としての知名度アップやファンの「聖地巡礼」による地域活性化が期待される。同協会によると県内18番目のFCになるという。
東京に近く海と山の自然に恵まれた真鶴はロケが多く、撮影本数は2017~19年は各21本、20年は18本あった。今年も9月15日時点で17本と、コロナ禍でも好調だ。テレビの旅番組やバラエティー、CMや写真集のほか、映画では「奥様は、取り扱い注意」や「昼顔」、ドラマも「コンフィデンスマンJP」や「相棒」などの人気作品の舞台となっている。
これまでは、町は制作側の要望を受けた、撮影施設などを管理する担当課がそれぞれ対応に当たったが、窓口を一本化することで利便性を高め、ロケしやすい環境を整える。
事務局は、町在住・在勤者のエキストラと、ロケに使ってもいい物件などを募集している。「漁村や昭和の街並み、豊かな自然が真鶴町の特徴。露出を増やし、真鶴を有名にしたい」としている。