民家に「もつ煮」の自販機、ペットボトルに入れて販売…両親の作った味が忘れられず

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 栃木県栃木市平柳町の民家に置かれた自動販売機が街で評判だ。売られているのは、冷蔵のもつ煮のパック。元県職員入野昌明さん(66)が退職後に自宅敷地内に開いた居酒屋で提供するもつ煮は客に人気の商品だが、新型コロナウイルスの感染拡大で店がなかなか開けず、自販機で販売する手を思いついたという。

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自動販売機の前で販売中のもつ煮のパックを手にする入野さん(4日、栃木市平柳町で)
自動販売機の前で販売中のもつ煮のパックを手にする入野さん(4日、栃木市平柳町で)

 商品名は、栃木市のマスコットキャラクター「とち介」から名付けた「とち介のもつ煮」。自宅ガレージを改装して5年前にオープンさせた居酒屋「キッチン灯台」の看板商品をパックに詰め、加工したペットボトルに入れて販売している。冷蔵商品のため、管理には手間がかかるが、コンスタントに売れているという。

 入野さんは県庁で建築関係の仕事に携わり、退職後はその経験を生かし、NPO法人「とちぎ建築応援隊」を組織。自ら理事長として空き家の活用相談などを請け負う。一方で、両親が作ってくれたもつ煮の味が忘れられず、県職員時代は同僚に自家製のもつ煮を振る舞っていた。阪神大震災で被災地に応援に行った際も、周囲に両親の味を振る舞うと喜ばれたことから、「いつか親から引き継いだ味を提供したい」と思っていたという。

 居酒屋「キッチン灯台」は客足を伸ばしていたが、新型コロナの影響で、開店できる日が激減した。それでも、もつ煮を食べたいとするファンは多く、入野さんは、何とか自動販売機でもつ煮を売れないかと考えた。売り方を試行錯誤し、中古の自動販売機を購入し、販売を始めた。

 入野さんは「もつ煮は油を抜いて臭みを取った親譲りの味。今はなかなか自由に店が開けないが、自販機販売で、もつ煮好きのお客に迷惑をかけないで済む」と話している。

 自動販売機のもつ煮は1パック(400グラム入り)500円。問い合わせは入野さん(090・3450・0059)。

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