在庫一時200トン超、「名古屋コーチン」がコンビニおにぎりに…県が生産者支援

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 新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた愛知県のブランド鶏「名古屋コーチン」の生産者支援のため、県が今年度から始めた販売支援事業を利用し、コンビニ大手3社が、名古屋コーチンを使ったおにぎりなどの新商品を9日から順次、期間限定で発売する。

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ローソンで販売される「名古屋コーチン 鶏めしおにぎりセット」(県提供)
ローソンで販売される「名古屋コーチン 鶏めしおにぎりセット」(県提供)

 発売するのは、セブン―イレブン、ファミリーマート、ローソンの3社。県は今回の支援事業で、生産者などが3社に通常のブロイラーと同程度の価格で名古屋コーチンを卸せるよう約6400万円を補助した。3社はそれぞれ、おにぎりや丼などの新商品を開発し、1か月程度の期間限定で東海3県などで発売する。

 名古屋コーチンは、1905年に日本 家禽かきん 協会により国内初の実用鶏種として認定された卵肉兼用種の鶏で、「比内鶏」「薩摩鶏」と並ぶ日本三大地鶏のひとつとされる。出荷までの飼育期間がブロイラーの3倍程度と長く、こくのある奥深い味わいと締まった歯ごたえが特長。

 県によると、消費先は飲食店などが約8割、贈答用などが約2割。新型コロナの影響で、昨年から今年にかけて飲食店の休業や時短営業があったことから需要が激減し、生産者にとって苦しい状況が続いているという。

 県の担当者は「名古屋コーチンのおいしさを消費者に気軽に知ってもらい、コンビニでの今後の利用にもつなげたい」と話している。

在庫、コロナ前の3倍…ピークは200トン超

 名古屋コーチンの生産・流通業者などで構成する一般社団法人「名古屋コーチン協会」(名古屋市)の木野勝敏常務理事によると、新型コロナウイルスの影響で県内の主要生産業者の在庫量は通常時の3倍以上に増えたという。

 木野常務理事によると、新型コロナの感染拡大前の名古屋コーチン肉の在庫量は計約60トン程度だったが、飲食店への休業・時短要請により需要が激減。昨年9月のピーク時には200トンを超えたという。

 その後は、国や県の補助事業で学校給食に利用され、今春には120トン程度にまで減ったが、夏以降の感染拡大で再び需要が減少。9月末時点で180トン近くまで在庫量が増えているという。

 今回のコンビニ3社への提供は40トン程度を見込んでいるといい、「コロナも落ち着いてようやく飲食店にも活気が戻ってきた。これで需要回復につながってほしい」と話している。

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