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公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は5日、今年7~9月期の運用実績が1兆8763億円の黒字だったと発表した。収益率は0・98%で、黒字は6四半期連続。

GPIFによると、7~9月期は、主要国における緩和的な金融政策の転換が意識され、外国株式市場が小幅に下落した。一方、新型コロナウイルスのワクチン接種による経済活動の正常化や今後の経済政策への期待感などで、国内株式市場は大きく上昇したという。
運用資産別では、外国株式が3565億円、外国債券が4091億円の赤字、国内株式が2兆5919億円、国内債券が501億円の黒字だった。
旧年金資金運用基金が運用を始めた2001年度以降の累積収益は、102兆1946億円。9月末の運用資産は194兆1197億円で過去最高になった。