【独自】主要空港なのに本数で見劣り、中部空港に新滑走路2本…発着1・6倍に

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 国土交通省と愛知県などは、中部国際空港(愛知県常滑市)の現滑走路の東西に新たな滑走路を2本建設し、発着能力を現行の年間15万回から1・6倍の25万回に引き上げる方向で調整に入った。コロナ禍後の需要回復に備え、3大都市圏の国際空港で唯一、滑走路が1本しかない中部の運用能力を強化する。

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 複数の関係者が明らかにした。開港が2005年の中部空港は滑走路の老朽化が進んでおり、いずれ大規模改修が必要になる。その間は発着に支障がでるため、関係機関が対応を協議してきた。これまでは空港島の西側を埋め立てて1本を増設する構想だった。

中部国際空港(昨年8月、愛知県常滑市で、読売ヘリから)=林陽一撮影
中部国際空港(昨年8月、愛知県常滑市で、読売ヘリから)=林陽一撮影

 新たな増設案はまず、27年にも現滑走路の東側に南北3300メートルの新滑走路を建設する。総工費は150億円前後を見込んでいる。完成に合わせて現滑走路は運用を停止し、大規模改修を行う。その後は新滑走路を離陸専用、現滑走路を着陸専用にし、発着能力を現行の最大1・2倍に高める。年明けにも着工に向けた手続きを始める方向だ。

 西側には、将来の需要増に対応するため、元の構想に沿って埋め立てが終了する37年頃以降に3本目を建設する。供用開始後に現滑走路を廃止して、東西の新滑走路2本の運用に切り替える。空港全体の発着能力は最終的に現行の1・6倍に高まる見込みだ。埋め立て工事は年度内に着手する。

 日本の主要空港の滑走路は、羽田が4本、成田、関西国際、伊丹、新千歳、那覇がそれぞれ2本となっている。訪日観光需要の拡大を視野に、成田は29年に3本目、福岡が25年に2本目を新設予定だ。中部は名古屋市を抱える大都市圏の空港にもかかわらず、本数で見劣りしていた。

 コロナ禍で足元の航空需要は低迷しているものの、収束後の急速な回復が期待されている。世界の航空会社でつくる国際航空運送協会(IATA)の今年5月の発表によると、世界の航空旅客需要は23年にはコロナ禍前の19年の水準を上回り、再び成長軌道に戻ると予想されている。

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