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関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの経営統合を巡り、ディスカウントスーパーのオーケー(横浜市)が統合手続きの差し止めを求めた仮処分申請で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は14日、統合を認めた大阪高裁の判断を支持し、オーケーの許可抗告を棄却した。同小法廷は、大阪高裁の判断を「是認することができる」とした。

これを受け、関西スーパーは14日、予定通り15日にH2Oと統合すると発表した。一方、オーケーの二宮涼太郎社長は14日、オンライン記者会見で「大変残念だが、
司法の場では、統合案を可決した10月29日の関西スーパーの臨時株主総会で、株主企業の副社長を務める男性が投じた白票の扱いが適切かどうかが争点になった。
この企業は事前に賛成の議決権行使書を送付していたが、男性は総会で「棄権」とみなされる白票を投じた。投票を締め切った後、男性が誤って白票を投じたことを申し出たため「賛成」の扱いに訂正された。この結果、可決に必要な議決権の3分の2を僅差で上回った。
神戸地裁は11月22日、「決議の方法に法令違反または著しい不公正がある」として統合差し止めの仮処分を決定。これに対し、大阪高裁は今月7日、「賛成票として取り扱うことは許容されるべきで、決議は有効だ」として差し止めを取り消した。オーケーは最高裁への許可抗告を申し立て、大阪高裁が認めた。