「シラカバ林の情景浮かぶ」クラフトビール…岩手の高原で樹液採取

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 岩手県久慈市の平庭高原を彩るシラカバの樹液を使ったクラフトビール「 雨露霜雪うろそうせつ 」が完成し、発売された。平庭高原のシラカバは、多くが寿命を迎え、保全と再生が課題となっており、売り上げの一部は保存活動に充てられる。

シラカバの樹液を使って完成した「雨露霜雪」
シラカバの樹液を使って完成した「雨露霜雪」

 シラカバ樹液のビールを開発したのは、久慈市出身で都内でビール醸造会社「小笠原商店」を経営する小笠原恵助さん(46)。小笠原さんはこれまでも、古里で採れたヤマブドウやホウレンソウを使ったクラフトビールを醸造し、今回が第3弾となる。シラカバの樹液は、昨年4月に平庭高原で約150リットル採取。仕込み水の3分の2に樹液を使い、ばいせんした麦芽を使うことで、シラカバの樹皮の雰囲気を表現したという。

 「雨露霜雪」は、「様々な気象の変化や人生の困難」を意味する。小笠原さんは「幼い頃から身近だったシラカバ林が今、存続の危機に立たされている。ビールをきっかけに、多くの人にこの現状を知ってもらいたい」と話している。

 完成を祝して昨年末、市情報交流センター「YOMUNOSU」でお披露目会が開かれ、関係者約20人が出席した。ビールを試飲した遠藤譲一市長は「すっきりして飲みやすい。シラカバ林の情景が浮かぶ」と話し、樹液を採取した 白樺しらかば 樹液採取組合の柳平勝良代表(70)は「樹液がビールになるなんて思わなかった。ヒット商品になること間違いない」と太鼓判を押した。

 330ミリ・リットルで1本594円(税込み)。市内の酒販店や飲食店などで800本が販売・提供される。問い合わせは小笠原商店(0422・29・8210)へ。

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2669330 0 経済 2022/01/12 20:04:00 2022/01/12 20:04:00 2022/01/12 20:04:00 平庭高原のシラカバの樹液を使ったクラフトビール「雨露霜雪」(12月23日午後6時55分、久慈市中央の市情報交流センター「YOMUNOSU」で)=有村瑞希撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/01/20220111-OYT1I50165-T.jpg?type=thumbnail

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