21日の東京株式市場は、ほぼ全面安の展開となっている。日経平均株価(225種)は一時、前日終値比で600円超下落した。午前の終値は、395円49銭安の2万7377円44銭だった。
東京証券取引所
前日の米株式市場でハイテク株を中心に主要株価指数がそろって値下がりしたことから投資家心理が悪化している。東京市場でも半導体関連株が売られているほか、前日に国内の最大11工場の一部稼働を停止すると発表したトヨタ自動車の値下がりが目立つ。
市場では、「米国の金融政策を巡る不透明感から、投資家はリスク回避の姿勢を強めており、神経質な動きが続く」(大手証券)との見方が出ている。