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トヨタ自動車の2021年世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車含む)が2年連続で首位になった。トヨタ単体でも過去2番目に高い実績となった。コロナ禍の影響を最小限に抑えつつ、世界的な燃料費高騰を追い風に、低燃費なハイブリッド車(HV)など電動車の販売を伸ばした。
米中市場で好調

単体の販売台数は前年比10・6%増の961万台となり、過去最高だったコロナ禍前の19年(971万台)に次ぐ実績となった。日本は147万台で1・9%減だったが、海外は13・2%増の813万台で過去最高だった。


地域別では、米国(233万台)が10・4%増、中国(194万台)が8・2%増、欧州(103万台)が7・8%増と、主要地域でプラスを確保した。
けん引役となったのはHVを軸とする電動車だ。世界で過去最高となる262万台を販売し、33・8%の大幅増となった。全体に占める割合も27・3%で、前年の22・5%から上昇した。
北米では、主力スポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」や「カローラ」のHVが好調で、7割増の67万台を記録。中国も「カムリ」「レクサス」などのHVが人気で、5割増の49万台に達した。優れた燃費性能を持つHVへの支持が世界的に広がっているようだ。
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