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【ニューヨーク=小林泰明】米メタ(旧フェイスブック)が2日発表した2021年10~12月期決算は、売上高が前年同期比20%増の336億7100万ドル(約3・8兆円)、最終利益は8%減の102億8500万ドル(約1・2兆円)だった。減益は2019年4~6月期以来となる。成長が鈍化すると市場に受け止められ、同社の株価は時間外取引で急落した。

減益となったのは、アップルがiPhone(アイフォーン)利用者の行動追跡が難しくなる対策を導入し、利用者の関心に沿った広告を表示するメタの「ターゲティング広告」の精度が低下した影響とみられる。
売上高の大半を占める主力の広告事業の売り上げは20%増と堅調だった。フェイスブックやインスタグラムなど傘下サービスの月間利用者は9%増の約36億人となった。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者は2日の電話会見で「TikTok(ティックトック)のような(競合)アプリが急速に成長している」と競争激化に警戒感を示した。