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トヨタ自動車や東和不動産などは6日、富士スピードウェイ(静岡県小山町)を中心とする開発計画の名称を「富士モータースポーツフォレスト」にすると発表した。ホテルや博物館を2022年秋に開業させ、順次、温浴施設やレストランなどに広げる。家族が楽しめる施設にすることで、来場者は現在の年70万人から100万人へと拡大させたい考えだ。(山本貴徳)

フォレストは、モビリティーとモータースポーツの魅力を体験できる「大人の遊び場・社交場」を目指す。名称には、モータースポーツのすそ野を、タネから森へと大きく育てていくという思いを込めた。
トヨタの豊田章男社長は「自動車産業の発展にモータースポーツは不可欠。未来に向けたタネを、たくさんまいていく」とコメントした。

広さは約250ヘクタールで、東京ドームの約50個分になる。〈1〉富士スピードウェイ〈2〉温浴施設・レストランなど〈3〉レーシングチームのガレージ――の三つの区域で構成される。
富士スピードウェイでは、レース以外に多様な試乗イベントなどを行うほか、コースの近くにキャンプをしながらレース観戦を行うことなども検討する。
ガレージは順次開業し、レーシングカーの開発に携わるドライバーやエンジニア、メカニックらの活動を間近で見ることができるという。
ホテル「富士スピードウェイホテル」は、米ホテルチェーン・ハイアットの系列会社が運営を手がける。併設する博物館「富士モータースポーツミュージアム」には歴代レーシングカーなど約40台を展示する。
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