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JR東海は26日発表した2023年3月期の連結業績予想で、最終利益を1460億円と見込んだ。コロナ禍で落ち込んでいた東海道新幹線の利用者数が回復し、3期ぶりの最終黒字になると予想した。ただ、4000億円前後で推移していたコロナ前には届かない見通しだ。

金子慎社長は記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいることなどを挙げ、「いよいよ回復が見込めるのではないか。今年こそ、守る一方ではなく、積極的な展開ができる年になればと期待している」と述べた。

売上高は前期比42・4%増の1兆3320億円と見込んだ。このうち運輸収入は1兆130億円で、22年4~9月はコロナ前の18年の同期に比べて65%にとどまるものの、10月~23年3月は80%まで回復すると想定した。
同時に発表した22年3月期連結決算は、売上高が13・6%増の9351億円、最終利益は519億円の赤字(前期は2015億円の赤字)だった。本業のもうけを示す営業利益は17億円で、2期ぶりの黒字となった。