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トヨタ自動車が11日発表した2022年3月期連結決算(国際会計基準)は、売上高にあたる営業収益が前期比15・3%増の31兆3795億円、最終利益は26・9%増の2兆8501億円となり、いずれも過去最高だった。本業のもうけを示す営業利益は36・3%増の2兆9956億円で、日本企業として最高を更新した。主力市場の北米や中国で電動車の販売が好調だったほか、円安が進んで利益を押し上げた。
連結販売台数(傘下のダイハツ工業、日野自動車を含む)は7・6%増の823万台となり、国内でコロナ禍が深刻化する直前の20年3月期(895万台)の水準に近づいた。
円安などの為替変動は、営業利益を6100億円押し上げる効果があった。
23年3月期の業績予想は、営業収益が5・2%増の33兆円、最終利益は20・7%減の2兆2600億円と増収減益を見込んだ。販売台数は上向くが、鉄やアルミニウムなどの原材料費や物流費の高騰が利益を下押しする見通しという。