夏の訪れを前に、涼しげな音色で人気の伝統工芸品「江戸風鈴」の出荷がピークを迎えている。
出荷のピークを迎えた江戸風鈴(23日、東京都江戸川区で)=早坂洋祐撮影 大正4年(1915年)創業の「篠原風鈴本舗」(東京都江戸川区)では、溶けたガラスに空気を吹き込んで膨らませ、金魚やアジサイなどの絵柄を描く作業に追われている。
この時期は、1日1000個出荷する日もあり、同社代表の篠原恵美さん(67)は「音が柔らかく、色彩豊かなデザインが人気。インターネットでの個人購入に加え、企業からオリジナルの絵柄の発注も増えている」と話した。