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ペットのQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)が注目されている。健康で充実した日々を送ることはペットにも重要と考える飼い主が増えており、ペットが家族の一員として快適に暮らせるよう、食事や生活環境に関する様々な技術やサービスが生まれている。(井上絵莉子)
ペットと会話

電機メーカーのNECが2021年から手がける無料通信アプリ「LINE(ライン)」向けサービス「waneco talk(ワネコ トーク)」は、AI(人工知能)技術を使い、まるで愛犬や愛猫とメッセージを交わしているかのような体験ができる。

飼い主がスマートフォンで「何してるの?」とメッセージを送れば、「のんびりしてるよ」「起きた~」といった返事が届く。首輪に付けたセンサーでペットの動きをデータ化し、それをAIが分析する。データを動物病院が診察に役立てることもできる。
民間から資金を募るクラウドファンディングで開発資金の一部を集めたところ、目標額の20倍を超える約2400万円が集まった。
自宅マンションで愛犬にこのサービスを使っているという横浜市在住の40歳代の会社員女性は「外出中も行動パターンが分かって安心。いつもと違う状態を感じたら、病院に連れて行く判断材料にもなる」と話す。
パナソニックも、外出先からペットの様子を見守ることができる「HDペットカメラ」を販売している。従来の見守りカメラに比べ、ペットがいたずらしても倒れにくい構造という。
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