ノリ苦境、食害深刻で生産ピーク比4割減…コンビニおにぎり用など消費も低迷

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色落ち

 ノリ養殖は毎年秋に始まり、翌春まで行う。全国漁連のり事業推進協議会(東京)によると、ノリの全国生産枚数(1枚・縦21センチ、横19センチ)は、01年度に約106億8000万枚を記録。その後、減少傾向が続き、18年度、約40年ぶりに70億枚を割り込んだ。今年5月までの21年度も約63億7000万枚にとどまった。

 原因として、近年、各地の海で、ノリの生育に欠かせない窒素やリンなど「栄養塩」が不足していることも挙げられる。

ノリを収穫する漁業者(4月4日、富津市で)
ノリを収穫する漁業者(4月4日、富津市で)

 三重県は今年1~2月の雨量が平年より少なく、山から川を通じて海に流れ込む栄養塩が減った。黒く色づかず、黄色っぽくなる「色落ち」で出荷できないノリが目立ち、生産枚数は前年度の約6割になった。

 全国一の産地・佐賀県では、有明海の一部の海域で赤潮が発生。プランクトンに栄養塩が奪われたため、色落ちの被害が相次いだ。

おにぎり

 生産量だけでなく、消費量も減っている。同協議会によると、コロナ禍前の19年度(18年11月~19年10月)に82億枚だった国内消費量は20年度は76億枚で、21年度も74億枚程度に落ち込む見通しだ。

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3032204 0 経済 2022/05/26 15:00:00 2022/05/27 12:30:45 2022/05/27 12:30:45 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220526-OYT1I50110-T.jpg?type=thumbnail

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