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【ダボス(スイス東部)=池田晋一】世界経済フォーラム(WEF)が24日発表した2021年版の旅行・観光開発力の調査で、日本が初めて首位になった。コロナ禍で外国人観光客の受け入れ停止が続いた中、交通インフラや文化面での豊かさが評価された。

調査対象は117か国・地域で、2位以下は米国、スペイン、フランス、ドイツが続いた。調査は隔年で実施され、日本は前回(19年版)は4位だったが、21年版の評価基準で計算し直すと2位だった。

日本は航空インフラや文化、自然資源の分野で高評価を得た一方、価格競争力や環境の持続性の面では改善の余地があるとされた。
WEFは「(日本を含む)アジアは、文化と自然の観光資源の組み合わせに優れるが、環境の持続性の問題がその地位を脅かしている」と指摘した。