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総務省が27日発表した2021年の「通信利用動向調査」によると、インターネットを利用する60、70歳代でSNSを使う人の割合が、それぞれ前年から10ポイント以上の大幅な増加となった。コロナ禍で外出自粛が続き、離れて暮らす子や孫、知人と連絡を取るためにSNSの利用を始めた人が増えた可能性がある。

調査は郵送で行い、約4万4000人から郵送や電子メールで回答を得た。21年8月末時点でネットを利用している人に、「フェイスブック」「ツイッター」「LINE」といったSNSの利用状況を尋ねた。

SNSを使う人の割合は、60歳代が71・7%で前年の60・6%から11・1ポイント、70歳代が60・7%と前年の47・5%から13・2ポイント、それぞれ上昇。他の年齢層に比べて60、70歳代の伸びが目立った。
SNSを利用していると回答した人に目的を複数回答で聞いたところ、「知人とのコミュニケーション」が88・6%で最も多く、次いで「知りたい情報を探すため」が63・7%だった。
一方、ネットを利用している人の割合は、各年齢層で前年からほぼ横ばいとなった。13~19歳から50歳代まではそれぞれ90%以上となったが、60歳代は84・4%、70歳代は59・4%、80歳以上は27・6%だった。