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萩生田経済産業相は28日の閣議後記者会見で、東京電力管内に発令している「電力需給

東京電力パワーグリッドによると、午前10時50分時点で、管内の供給力に占める需要の割合を示す電力使用率(速報値)が午前9~10時の間に95%に達した。午後4~5時の間に97%に達すると予測している。
注意報は電力供給の余力を示す予備率が5%を下回ると見込まれる場合に発令する。太陽光発電の発電量が下がる一方、需要が落ちにくい午後3~6時頃を中心に、照明の間引きや使用していない機器の電源オフなど可能な範囲の節電を経産省は呼びかけている。
厳しい電力需給を受けて、東京電力と中部電力が折半出資するJERAは29日から、老朽化した姉崎発電所5号機(千葉県市原市、60万キロ・ワット)を稼働させる。
電力需給の逼迫を緩和するには供給力を増やすとともに、ピーク時の電力需要を減らす必要がある。経産省は2000円相当のポイント支給で節電プログラムへの参加を促し、家庭などの省エネにつなげたい考えだ。秋以降、プログラムの参加者が電力需要のピーク時に節電した場合、電力会社が支給するポイントに政府が上乗せすることを検討する。