熊野灘沿岸のブリ漁、67年ぶりの豊漁…値崩れも起きず地元沸く

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 三重県の熊野灘沿岸のブリ漁は今季、約52万匹の水揚げがあり、67年ぶりの豊漁となったことがわかった。最終的には60万匹を超える見込みで、心配された値崩れも起きていないといい、地元は沸いている。

67年ぶりの豊漁となった熊野灘沿岸のブリ(3月10日、尾鷲市で)=根岸詠子撮影
67年ぶりの豊漁となった熊野灘沿岸のブリ(3月10日、尾鷲市で)=根岸詠子撮影

 この地域で定置網漁を操業する会社が多数加盟する「県定置漁業協会」によると、昨年10月から今年5月までに、51万8881匹が水揚げされた。特に紀北町、尾鷲市、南伊勢町での水揚げが多かったという。

 県水産研究所によると、熊野灘沿岸のブリ漁は120年以上の歴史があり、1936年に約95万匹、55年に約56万匹の水揚げ記録が残るが、以降は50万匹を超えたことはなかった。

 ブリは出世魚で、生まれて2年でワラサ、3年でブリと呼ばれる。2017年にブリとワラサが各33万匹以上水揚げされるなど、近年は豊漁の傾向が続いていた。特に19年は稚魚の数が多く、3年後にあたる今季の豊漁が予想されていた。

 研究所の久野正博・主幹研究員は「近年は日本近海の水温が高く、ブリは餌のイワシを追って、北海道の釧路沖まで生息範囲を広げている」と、個体数が増えた要因を分析。また、水温が低下すると、日本海か太平洋かに分かれて南下するが、三陸沖の水温が高いため、太平洋に下る数が増えたことも、熊野灘での豊漁につながっているという。

スクラップは会員限定です

使い方
「経済」の最新記事一覧
3127856 0 経済 2022/06/30 19:14:00 2022/06/30 19:14:00 2022/06/30 19:14:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/06/20220630-OYT1I50076-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)