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東芝は30日、28日の定時株主総会に諮った取締役人事案に対する議決権行使の結果を発表した。「物言う株主」とされる外資ファンドの2人に対する賛成率は78%前後と他の候補よりも相対的に低かった。

総会では取締役候補13人全員が賛成多数で可決されたが、外資ファンド2人の選任に反対した社外取締役の綿引万里子氏(元裁判官)は辞任した。
東芝が公表した臨時報告書によると、米資産運用会社ファラロン・キャピタル・マネージメントの今井英次郎氏の賛成率は77・67%、米投資ファンドのエリオット・マネジメントのナビール・バンジー氏は78・00%だった。
一方、綿引氏の賛成率は64・03%で、13人中最も低かった。外資ファンド勢を中心に反対に回ったとみられる。今回の人選を主導した指名委員会委員長のレイモンド・ゼイジ氏は78・42%、島田太郎社長は86・03%だった。