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【ロンドン=池田晋一】英政府は29日、ロシアの大富豪で、プーチン政権に近いウラジーミル・ポターニン氏を制裁対象にすると発表した。ポターニン氏は金属大手の首脳を務める「ニッケル王」として知られ、制裁でニッケルやパラジウムの供給不安が広がるとの懸念も出ている。

欧米メディアによると、これまでポターニン氏を制裁対象に加えた主要国はカナダのみ。同氏が首脳の金属大手ノリリスク・ニッケルが、自動車などの生産に必要なパラジウムで大きなシェア(占有率)を占めており、制裁で供給に影響が及ぶのを避ける意図があったとみられる。
制裁の発表を受け、ニッケルとパラジウムの価格は一時、急騰した。