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塩野義製薬は4日、開発中の新型コロナウイルス感染症の飲み薬について、中国での承認申請を目指す方針を明らかにした。中国の保険最大手「中国平安保険」との合弁会社を通じ、規制当局に対し、臨床試験(治験)データの提出を始めた。申請前にデータを提出することで、速やかな承認につなげる狙いがある。

塩野義によると、中国国内での治験は実施しておらず、当局には日本国内での治験データを提出しているという。承認申請の具体的な時期や現地での生産体制などは未定とした。
塩野義は新型コロナの飲み薬について、国内提供を最優先し、2月に製造販売の承認を申請し、審議が続いている。一方で、海外向けには米国などでも実用化を目指す方針を示している。