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【ニューヨーク=小林泰裕】4日のニューヨーク原油先物市場で、代表的な指標となるテキサス産軽質油(WTI)の9月渡し価格の終値は前日比2・12ドル安の1バレル=88・54ドルだった。ロシアによるウクライナ侵略前の2月上旬以来、約半年ぶりに90ドルを割り込んだ。
英イングランド銀行(中央銀行)が4日、利上げを発表し、景気減速で原油消費が減るとの見方が強まった。米国で夏の旅行シーズンなのに、原油の在庫が増えていることも相場を下押ししている。
WTIは、2月24日のロシアのウクライナ侵略後、1バレル=100ドルを超え、ピーク時の3月には120ドル台に達した。世界景気の後退懸念によって6月以降、下落基調が続いている。