手足口病の流行 衛生管理の徹底で感染を防げ

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 子供の手足や口の中に発疹ができる手足口病が流行している。

 国立感染症研究所によると、14日までの1週間の患者数は約4万人に上る。過去最悪のペースで流行は8月も続く見通しだ。各家庭や保育園で衛生管理を徹底し、感染の拡大を防ぎたい。

 手足口病は、ウイルスに感染して起きる。大人もかかることがあるが、患者の大半は5歳以下の幼児だ。口などに米粒ほどの水ぶくれができ、発熱する。

 感染研は今年の特徴として、39度以上の高熱が出る点を挙げている。発症後、数日で回復するが、まれに脳炎など重症化するケースもあるだけに、注意を怠れない。症状が出たら、早めに医療機関を受診してほしい。

 手足口病になると、口の中の痛みで飲食がしにくくなる。水分の補給が不足し、脱水症状になる恐れがある。家庭では、冷ましたおかゆなど、かまずに食べられる食事を用意し、子供が十分に水分を取れるよう留意したい。

 手足口病の感染は、主に子供同士の接触を通じて起きやすい。多くの乳幼児を預かる保育園の対応が感染防止の鍵を握る。

 せっけんを使って、こまめに手洗いをする、タオルを共有しないといった習慣を、子供たちにつけさせる必要がある。

 便に含まれるウイルスが手などを介して感染することも少なくない。おむつ交換の際に、保育士が便に触れないように注意を払う心がけも求められる。

 国や自治体が必要な予防対策を周知し、各保育園が着実に実行することが欠かせない。

 手足口病は、マレーシアやベトナムなどの東南アジアで、数年おきに大流行し、過去には、死者が出たこともある。

 日本では、隔年で大きな流行を繰り返す傾向があるが、その要因は判明していない。

 手足口病を発症させるウイルスは、数種類あることが知られている。流行する年によって、患者から検出されるウイルスの型は異なる。今年のウイルスは、2011年の流行時に多数を占めたタイプと一致するものが多かった。

 ただ、ウイルスの種類と流行との相関関係はまだ、よくわかっていない。感染研や大学は、どのような条件の下で流行するかについて、解明を進めてほしい。

 夏に子供がかかりやすいウイルス性の感染症では、咽頭結膜熱(プール熱)もある。手洗いなどの励行を心がけたい。

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705116 0 社説 2019/07/24 05:00:00 2019/07/24 05:00:00

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