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休校の継続 子供の不安最小限に抑えたい

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 感染防止を徹底しながら、子供たちの学習環境を整える。教育現場には難しい取り組みが求められていると言えよう。

 東京都と大阪府が、高校や中高一貫校などの休校措置を大型連休最終日の5月6日まで延長する。新型コロナウイルスの感染者が連日のように、多数確認されているためだ。

 高校に通う生徒は、通学に電車やバスなどの公共交通機関を利用するケースが多い。休校の継続には、感染リスクを少しでも減らしたいという狙いがあろう。

 都は公立の小中学校にも同様の対応を求めている。多くの区教育委員会が応じる見通しだ。

 一斉休校が始まってから1か月が経過した。子供たちは友人に会えず、遊ぶ機会も減ったことで、ストレスを抱えている。生活のリズムも崩れがちだ。

 新学期から学校に通えると期待していただけに、休校継続の決定に少なからぬショックを受けた子供もいるに違いない。

 特に新たな年度がスタートする4月は、児童生徒にとって大切な時期だ。新入学の1年生は新しい環境や仲間に慣れる必要がある。クラス替えが行われ、大規模な教員異動の直後でもある。

 子供たちの不安を最小限に抑える工夫が欠かせない。

 休校を継続する世田谷区の区立小中学校は、3日ごとに学年別の分散登校日を設け、学習指導を行う。登校時間を半日とし、一つのクラスを複数の教室に分けるなどの感染防止策を講じる。

 こうした学校生活を維持する試みを通じて、子供たちが少しでもスムーズに新しい学習環境に溶け込めるようにしたい。

 休校の継続で授業が遅れるのも気がかりだ。大学受験や高校受験を控える高校や中学の3年生は心配なことだろう。学習目標を示して、課題を与えたり、オンライン教材を活用したりして、家庭学習を支えることが大切だ。

 各学校には年間の授業計画の練り直しや、行事日程の組み替えが求められる。夏休みなど長期休暇を削って授業時間を捻出することも選択肢の一つになる。

 教委や学校はできる範囲で今後の見通しを示し、保護者や子供を安心させてほしい。

 国内の感染状況は地域によって差があり、感染者が少ない自治体では、4月からの学校再開を予定しているところも多い。再開にあたっては、子供たちに毎日の検温や手洗いの励行などをしっかり指導しなければならない。

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1145116 0 社説 2020/04/03 05:00:00 2020/04/03 05:00:00

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