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女児連れ去り ネット利用に目配りが必要だ

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 子供がオンラインゲームで知り合った相手に誘い出され、犯罪被害に遭う事件が相次いでいる。利用の危険性について、家庭や学校で、子供としっかり話し合う必要がある。

 横浜市の小学4年の女児を2日半にわたって連れ回したとして、30歳代の無職の男が未成年者誘拐容疑で神奈川県警に逮捕された。「一緒にゲームをしよう」と誘い出した疑いがある。

 女児は、親が使わなくなったスマートフォンを借り、自宅でオンラインゲームをすることがあったという。男はゲームの参加者同士がやりとりする通信機能を使い、女児に連絡したとみられる。

 子供の警戒心の薄さにつけ込んだ卑劣な犯行である。無事に保護されたとはいえ、女児の恐怖はいかばかりだったか。

 オンラインゲームでは、女児が男と知り合い、わいせつ目的で呼び出されたり、裸の動画を送らされたりする事件も起きている。

 複数のプレーヤーが参加でき、メッセージの交換も楽しめるのは子供にも魅力的だろう。ただ、見知らぬ人とつながる危険があることを忘れてはならない。

 子供が知らない人と出会うきっかけは、ゲームだけではない。最近、小学5年の女児が男に連れ去られた事件では、若者に人気がある動画共有アプリのメッセージ機能が連絡手段に使われた。

 ゲームやSNSなどのやり取りを契機に、犯罪に巻き込まれた18歳未満の子供は、昨年初めて2000人を超えた。児童買春、わいせつな動画や画像の撮影、強制性交といった性被害が多い。

 被害者の大半は中高生だが、小学生も増加傾向にある。インターネットやスマホ利用の低年齢化が背景にあるのだろう。

 内閣府の昨年度の調査では、小学生の86%がネットを利用し、37%がスマホを使っていた。9歳以下の低年齢層では、動画の視聴やゲームでの利用が多い。

 子供が使う機器やアプリにどのような機能があるか、親自身がよく認識しておく必要がある。ゲームを含めたネット利用のルールを定め、年齢に見合った適切な制限をかけることも有効だろう。

 重要なのは、ネットに潜む危険を繰り返し伝えることだ。

 子供は見知らぬ相手でも、やりとりしているうちに安心できると思い込んでしまうことがある。

 性別や年齢を偽り、悪意を持って接触しようとする相手はどこにでもいる。頻発する事件は、決して人ごとではない。

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1488393 0 社説 2020/09/19 05:00:00 2020/09/19 05:00:00

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