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花粉症とコロナ 紛らわしい症状に注意したい

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 今年も花粉症のシーズンが始まった。鼻づまりや倦怠けんたい感といった症状は新型コロナウイルス感染症の初期症状と似ているため、例年にも増して注意が必要になる。

 昨年夏の長雨の影響で、今年はスギ花粉の生育はさほどでもないという。それでも、飛散が少なかった昨年と比べると、関東や関西で1・5~2倍ほどの飛散が見込まれている。花粉症の人にとっては気が重い季節となろう。

 スギやヒノキの花粉にアレルギーがある人は3~4割に上り、今や国民病とされる。例年なら不快な症状に悩まされるという個人的な問題で済むが、今年は花粉症患者の中にコロナの感染者が紛れ込むことが懸念されている。

 鼻づまりや立て続けに出るくしゃみは、コロナの感染時にも見られる。症状だけで区別するのは難しい。早めの服薬で、花粉症の症状を軽減しておけば、異変に気付きやすくなるだろう。

 電車や人混みで、はなをすすったり、くしゃみをしたりすると、コロナを疑われ、周囲の視線が気になるという人は多い。

 最近は、かばんやマスクにつける「花粉症です」と書かれたバッジまで市販されている。早めに花粉症を抑え込むことで、こうした誤解も避けることができる。

 かゆいからといって、目や鼻をこすると、コロナに感染する危険が増すので気をつけてほしい。

 花粉症対策の基本は、花粉を寄せつけないことだ。幸い、昨シーズンと異なりマスク不足は解消されている。コロナ対策を兼ねてマスク着用を励行することが大事である。帰宅時の手洗いもコロナ予防と共通している。

 厄介なのは、コロナ対策では必須となっている換気だ。外気を取り込めば、花粉も入ってくる。空気清浄機や加湿器を活用し、花粉が漂いにくい環境を整えたい。

 こまめな掃除や洗濯も有効だろう。窓を開ける際は、網戸や薄手のカーテンを使うだけでも花粉の侵入を減らせるという。

 飛散が多い日や時間帯に外出しないことも予防策になる。時差出勤で花粉の少ない早朝に出社したり、予報をチェックして大量飛散が予測される日は在宅勤務したりするといった工夫で、対策の両立を目指してほしい。

 コロナ感染の「第3波」はピークを越えたとはいえ、首都圏を中心に、感染者数が十分に減少したとは言い難い。コロナに留意しながら、これから始まる花粉の本格的な飛散に備えたい。

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1884940 0 社説 2021/03/04 05:00:00 2021/03/04 05:00:00

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