読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

コロナワクチン 人員確保して高齢者接種急げ

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 ワクチンは、感染抑止の決め手である。まず、重症化しやすい高齢者から迅速に接種できるように、医療従事者の確保を急がねばならない。

 12日から始まった高齢者に対する新型コロナウイルスワクチンの接種では、初回分として約5万人分が配布された。大半の都道府県で実施されたという。

 使われているのは、米ファイザー製のワクチンだ。2回接種すれば95%の発症予防効果があることが示されている。米国では、高齢者施設での感染者や死者が9割以上減ったという報告がある。日本でも早急に進めるべきだ。

 日本で先行接種を受けた医療従事者への調査によると、65歳以上では若い世代に比べて副反応が出にくい傾向があったという。だが、発熱や頭痛、全身のだるさなどの副反応は想定しておきたい。

 過度に副反応を心配する必要はないものの、明確に意思を伝えることが難しい高齢者も多かろう。医療従事者や施設職員は、接種を受けた人を十分観察し、体調管理に万全を期すことが不可欠だ。

 日本は他の先進国に比べて、ワクチン接種が大きく立ち遅れている。医療従事者約470万人への接種が2月に始まったが、世界的なワクチン不足などで、まだ約110万人にとどまっている。

 供給が本格化するのは5月以降になる見込みだ。政府は、欧州連合(EU)の承認を前提に、6月末までに全高齢者約3600万人分を確保するとしている。EUに強く働きかけてもらいたい。

 6月には大量に入荷するというが、その配分計画は不透明で、自治体が予定を立てにくい状況となっている。政府は、供給スケジュールを早急に示し、混乱を回避することが重要である。

 多くの市町村が特設会場を設ける予定だが、その2割は看護師不足を訴えている。

 民間の調査機関は、看護師が足りないため高齢者への接種が円滑に進まず、完了するのは秋にずれ込むと試算している。

 医療機関からの医師や看護師の派遣、子育てで離職した看護師の復職などを大幅に増やすことが急務である。政府と自治体は、人員確保に全力を挙げてほしい。

 コロナの感染が再拡大している。このまま患者が増えれば、接種にあたる医療従事者の確保はさらに厳しくなるだろう。

 12日から「まん延防止等重点措置」の適用地域が広がった。一人一人が気を引き締めて、感染を防ぐことが大切だ。

無断転載・複製を禁じます
1981032 0 社説 2021/04/13 05:00:00 2021/04/13 05:00:00

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)