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大規模接種 スピード重視で流行を抑えよ

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 大規模かつ集中的な取り組みで、ワクチンの接種を加速させねばならない。政府と自治体はあらゆる知恵を絞り、効率的に進めてもらいたい。

 防衛省が東京都と大阪府に設けた大規模会場で、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。自衛隊の医官と看護官、民間看護師らを配置し、東京は1日あたり約1万人、大阪は約5000人への接種を目指している。

 菅首相は、高齢者向け接種を7月末までに完了する目標を掲げている。人口が多い大都市で重点的に推進するため、自衛隊の機動力を活用する意義は大きい。

 大規模会場では、新たに承認された米モデルナ製ワクチンを使用する。発症を防ぐ効果は94%とされ、すでに使用されている米ファイザー製に匹敵するという。

 2種類のワクチンは、接種間隔や管理方法が異なる。並行して使うために、特別の会場を設けるのは合理的な方法と言える。

 政府は利用者に対し、大規模会場と居住地で二重予約にならないよう呼びかけている。

 すでに地元で予約をしている人は、大規模会場の予約後、すぐに市区町村に取り消しの連絡をしてほしい。貴重な接種機会を無駄にしないよう、注意したい。

 市町村の会場では、キャンセルなどで余ったワクチンの扱いが問題になっている。河野行政・規制改革相は、接種券を持たない人であっても打てることを強調し、すべて使い切るよう要請した。

 事前にキャンセル待ちの登録者を募ったり、学校の教職員に連絡したりする事例もある。市町村は柔軟に対応することが大切だ。

 宮城、群馬、愛知の各県など、都道府県が独自に集団接種会場を設ける動きが広がっている。

 ワクチン接種の主体は市町村であり、政府や都道府県がその取り組みを後押しすることが重要である。医師・看護師の派遣や、会場の確保など、各地の実情に応じたきめ細かい支援が不可欠だ。

 地域の開業医はもとより、産業医がいる企業にも協力を求め、重層的な体制を作るべきである。

 防衛省のシステムで予約が受け付けられない不具合があったのは残念だが、完璧さを求めるあまり、事業が遅れるようでは本末転倒だ。問題が生じたら、その都度、迅速に改善してほしい。

 一部の報道機関が、虚偽の情報を入力して予約を取り、その手法を具体的に報じた。適切な取材方法とは言えまい。報道機関は責任を自覚する必要がある。

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2075919 0 社説 2021/05/25 05:00:00 2021/05/25 05:00:00

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