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東京五輪開幕 苦境でも輝く選手に声援を

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 新型コロナウイルスの流行という苦境下で、東京五輪の幕が開けた。世界のアスリートが8月8日までの17日間にわたり力と技を競い合う。

 東京に聖火がともるのは57年ぶりだ。本来なら大歓声に包まれるはずの開会式は、感染防止のために無観客となった。選手たちはマスク姿で入場し、互いに間隔を空けて密集を避けた。

 開会式は、国や民族の分断や対立を超える機会と位置づけられていた。今回、世界中の選手と観客が一堂に集うことはかなわなかったが、大会期間中、この理念を忘れないようにしたい。

 開会式を巡っては、演出担当者がユダヤ人大量虐殺をやゆするセリフをコントに使っていたとして、前日になって解任された。

 女性タレントの容姿を侮辱するような演出案を検討していた責任者や、過去のいじめ行為を問題視された音楽担当者も、相次いで辞任に追い込まれており、異例ずくめの展開となった。

 大会組織委員会は、式典の意義をどう考え、どのように人選したのか、検証と説明が必要だ。これ以上の混乱を招かぬよう、円滑な大会運営に力を注いでほしい。

 コロナ禍で聖火リレーは、参加を辞退する有名人や公道での走行を中止する自治体が相次いだ。

 それでも、走者が隣の人のトーチに火を移す「トーチキス」などで聖火をつないできた。厳しい環境の中で、全国各地を回り、多くの人の手から手へと五輪の象徴を受け渡した意義は大きい。

 今大会には、約200か国・地域の1万人以上の選手が参加する。日本選手団は史上最多の580人以上の布陣で臨み、これまで最も多かった1964年東京大会の355人を大きく上回る。

 日本オリンピック委員会は当初、過去最多の「金メダル30個」を目標に掲げた。だが、感染拡大で、大会は1年延期になり、満足に練習できない時期が続いた。

 選手を取り巻く環境は大きく変わり、現在は、金メダルの獲得数は重視しない考えを示している。選手たちには、重ねてきた努力の成果を存分に発揮してほしい。その姿に、テレビ画面などを通じて大きな声援を送りたい。

 日本勢の躍進が期待される競技は多い。今回復活した野球やソフトボールは、過去の五輪でメダルを獲得している。白血病に打ち勝った競泳の池江璃花子選手の力強い泳ぎも楽しみだ。

 選手たちの活躍は、世界に彩りを与えてくれるはずだ。

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2230217 0 社説 2021/07/24 05:00:00 2021/07/24 05:00:00

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