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子供とコロナ 大人が注意して感染を防ごう

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 新型コロナウイルス感染者に占める子供の割合が上昇している。周囲の大人は感染防止に十分な注意を払ってほしい。

 厚生労働省が集計した新規感染者の年代別割合によると、昨年は1割を下回っていた20歳未満が、今年3月以降は1割以上に増加した。

 感染力が強いとされる変異ウイルスが広がっている影響があるのだろう。当初、子供は感染しにくいとみられてきた。だが、保育所や学校での集団感染も相次いでいる。改めて危機感を持ち、対策を強化する必要がある。

 12歳以上は、自治体などのワクチン接種の対象となっている。発熱や痛みといった副反応はあるが、家庭や学校での感染リスクを下げるメリットは大きい。周りの人を守ることにもつながろう。

 ワクチンを接種できない児童や幼児の感染を防ぐには、まず大人がウイルスを持ち込まないように注意することが重要だ。

 厚労省の研究班が日本小児科学会のデータベースから分析したところ、感染した子供の多くは軽症で、9割近くは特段の治療をしなくても軽快したという。

 ただ、重症化することは少ないとはいえ、後遺症が残る心配もある。その後の影響を含め、科学的な知見を集めてもらいたい。

 研究班によると、子供の感染経路の7割は家庭内で、このうち父親経由が半数近くを占めたという。学校、幼稚園・保育所での感染はともに約5%だった。

 周囲の大人が、手洗いやマスク着用などの基本的な予防策を徹底することが肝要だ。自治体は、教員や保育士らへのワクチン接種を早急に進めなければならない。

 幼い子供は、自身の体調変化を正確に伝えられない。発熱やせきが続く別の感染症も流行している。子供の状態に応じて、早めに受診すべきだ。乳幼児健診や予防接種なども予定通りに受けておくことが望ましい。

 コロナ禍の長期化により、子供が心理的なストレスを抱えていることも気がかりだ。

 国立成育医療研究センターが小中高校生に実施した調査では、76%にストレス反応がみられ、「コロナのことを考えると嫌な気持ちになる」「すぐにイライラする」などの回答が目立った。

 よく眠れない、食欲が落ちたなどの変化を見逃さず、子供のSOSを受け止めることが大切だ。過度な行動制限は避け、換気のよい場所で遊ぶようにするなど、子供の健全な成長を後押ししたい。

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2252011 0 社説 2021/08/01 05:00:00 2021/08/01 05:00:00

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