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子供の感染者増 新学期迎え学校の警戒強化を

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 感染の「第5波」収束が見通せない中、各地の学校で新学期が始まっている。子供の感染者が増えており、学校現場ではこれまで以上に警戒を強める必要がある。

 厚生労働省によると、直近1週間に新型コロナウイルスの感染が確認された10歳代以下は3万人を超え、過去最多となった。学習塾や部活動などでの集団感染が相次ぎ、家庭内で子供から親に感染するケースも目立ち始めている。

 感染力の強いデルタ株が 蔓延まんえん している。子供を介して、地域に感染が広がらないよう留意すべきだ。12歳未満はワクチン接種の対象外のため、保護者や教職員といった周囲の大人が積極的に接種を受けることが重要である。

 子供は軽症や無症状で済むことが多い。親は症状に気づいたら、登校や外出を控え、すぐに検査を受けさせるよう心がけたい。

 小中高校などでの感染対策を一層強化せねばならない。文部科学省は各教育委員会などに対し、エアコン使用時でも換気を徹底し、給食時の席の配置に注意することなどを求める通知を出した。

 混雑しがちなトイレにテープを貼り、順番待ちの場所を示している自治体もある。こうした対策は、子供が感染症について学ぶ機会にもなろう。各自治体や学校で工夫を凝らしてほしい。

 昨春の一斉休校時と比べ、子供へのパソコン配備も進んでいる。必要に応じて、オンライン授業を活用するなど、学びを止めないための取り組みが大切だ。

 政府は、短時間で感染の有無を判定できる検査キットを小中学校などに配布する方針だ。発熱した子供に検査を行うという。

 英国は小中学生が週2回、家庭で検査を行い、結果を登録する仕組みを導入している。子供の健康を守り、学習機会を確保するため、政府は知恵を絞るべきだ。

 文科省は今回、全国一斉の休校は要請しない方針だという。ただ、一部の自治体はすでに、夏休みの延長や分散登校の実施を表明している。部活動の制限や修学旅行の延期を打ち出した地域もある。

 感染状況は地域ごとに異なっている。過度な自粛にならないよう、適切に対応してもらいたい。

 学校を休みにした場合、家庭や地域には居場所がないという子供たちがいる。長期化すれば、保護者が仕事に行けず、経済的に困窮するケースも出てくるはずだ。

 政府や自治体、各企業は、こうした子供や保護者への支援に連携して取り組んでほしい。

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2320888 0 社説 2021/08/28 05:00:00 2021/08/28 05:00:00

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