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敬老の日 体動かす機会を増やしたい

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 20日は、コロナ禍の中で迎える2回目の敬老の日だ。外出自粛で高齢者が健康を害することがないように、社会全体で気を配りたい。

 総務省などによると、国内の65歳以上の人は過去最多の3640万人で、人口の29%を占めている。100歳以上も過去最多の8万6500人に上るという。

 世界有数の長寿国であることは喜ばしい。長引く新型コロナウイルスの流行が、高齢者の暮らしや健康に与える影響をできるだけ少なくすることが大切だ。

 日本能率協会総合研究所は、高齢者の健康状態に関する自治体の調査をもとに、新型コロナ流行の前後を比較している。

 2020年度は19年度に比べ、「転倒に対する不安が大きい」「半年で2~3キロ以上の体重減少があった」などの回答が増加した。「毎日の生活に充実感がない」と答え、うつの傾向がうかがえる人も増えているという。

 感染対策のため家に閉じこもりがちになり、健康状態に影響したとみられている。

 外出の機会が減ったのは、他の世代も同様だろう。だが、高齢者の場合は、心身の衰えにつながりやすい点に留意したい。介護を要する人が増えるようなことにもなりかねない。

 感染対策に気をつけながら、体を動かす機会や、人と交流する場を設け、心身に及ぼす影響を抑えていくことが重要だ。

 東京都文京区の住民らでつくる団体「とらいあんぐるタイム」は、公共施設などで、高齢者と体操や雑談をする活動をしてきた。新型コロナ流行後は、オンラインの環境を整え、高齢者らが自宅から参加しているという。

 体調や気分にあわせて活動できる取り組みは意義がある。

 大阪大学の学生グループは昨春から、一人暮らしの高齢者向けに「よりそい隊通信」を毎月発行している。A3判などのプリントの両面に、メンバーが健康を気遣うメッセージを寄せている。

 社会福祉協議会や地域のボランティアと連携し、約140世帯に配布しているという。若者との交流は高齢者の励みにもなろう。

 コロナを警戒しなければならない生活は、当面続く見通しだ。

 高齢者の健康のためには、人混みを避けながら、適度に散歩に出るなどして、家で座ったままの時間を減らすことが望ましい。しっかり食事をとっているか、よく眠れているか、周囲の人は注意深く見守ってほしい。

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2380187 0 社説 2021/09/20 05:00:00 2021/09/20 05:00:00

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