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ドコモ通信障害 幅広い影響を重く受け止めよ

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 NTTドコモで大規模な通信障害が発生し、通話のほか、決済など様々なサービス提供に影響が出た。ドコモは責任の重さを再認識し、再発防止に万全を期すべきだ。

 14日午後5時頃から、ドコモの携帯電話で、全国的に電話やインターネットがつながりにくくなった。待ち合わせで会えなくなる人が相次いだほか、タクシーの電子決済や自転車のシェアサービスなどが利用できなくなった。

 スマートフォンのアプリで注文を受ける料理宅配サービスの仕事にも支障が出たという。

 社会のデジタル化が進み、データ通信の活用を前提にしたサービスが広がっている。ドコモは、多くの顧客に迷惑をかけたことを深刻に受け止めねばならない。

 ドコモは、2時間以上、携帯電話を全く使えなかった人が約200万人いたとしているが、通話しにくくなった人や、サービス利用ができなかった人も合わせれば、さらに影響は大きいはずだ。全体の状況を精査してほしい。

 ドコモによると、タクシーや自動販売機の電子決済機器の位置情報を保管するサーバーを新設備に切り替える際、不具合が起きたのが発端だ。元のサーバーに戻す時に大量のデータが流れ、通信網に過度の負担がかかったという。

 処理能力の見積もりを誤ったと説明しているが、詳細な原因究明が不可欠である。

 ドコモは14日午後8時に「復旧した」と発表したものの、電話を使おうとする人が集中して通信量が急増するなどし、一部回線はつながりにくい状態が続いた。

 「ガラケー」と呼ばれる旧来型の携帯電話も含めて、全ての回線混雑が解消したのは翌日午後10時で、発生から29時間かかった。

 説明が足りず、混乱に拍車をかけた面があったのではないか。丁寧な情報発信と、迅速に復旧できる仕組み作りが重要だ。

 総務省は、電気通信事業法で定める「重大な事故」にあたると判断し、ドコモに報告を求めるという。国も問題を検証し、改善に向けて指導する必要がある。

 一方、17日夜から18日にかけては、ドコモが法人向けに提供しているスマホの一部で、画面がロックされて操作できなくなるトラブルがあった。ドコモが導入している外部企業の情報流出防止アプリに不具合があったためという。

 生活からビジネスまで、スマホは欠かせないインフラとなった。関連企業は、障害を防ぐ対策を今一度、再点検してもらいたい。

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2456011 0 社説 2021/10/20 05:00:00 2021/10/20 05:00:00

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