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活字文化の日 学校図書館を魅力あるものに

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 本は時間や空間を超えて、私たちを新しい世界に連れて行ってくれる。人生に彩りを与え、心を豊かにする一冊との出会いを大切にしたい。

 今日は「文字・活字文化の日」だ。14日間の読書週間も始まった。本の魅力に触れ、活字に親しむ機会になるといい。

 出版業界は苦境が続き、書店の数も減っている。一方、宿泊客が本を好きなだけ読めるブックホテルや、若者が気軽に立ち寄れるブックカフェは人気が高い。

 各自治体は民間とも協力しながら、良書に巡り合える環境の整備を進めてほしい。

 読書は子供の成長にも不可欠な存在だ。小学生から高校生までの間に読書量が多かった人は、大人になった時、物事に進んで取り組む意欲や認知機能などが高い傾向にあるという。

 小学生時代に読書量が多いほど、中学生や高校生になってから、授業が楽しく思えたり、新しいことに興味を持ったりする割合が高いこともわかっている。

 親子で一緒に絵本を楽しむなど、幼少期から本に親しむ習慣を身につけるようにしたい。

 各教育委員会や学校は、図書室とも呼ばれる学校図書館の充実に努めてほしい。文部科学省は学校図書館の機能について、読書のほか、児童生徒による調べ学習や情報収集の支援も求めている。

 しかし、「暗い」「古い本しかない」といった理由で子供たちから敬遠され、学習や情報に関する機能も十分に発揮されていない学校図書館は少なくない。

 岩手県宮古市立山口小学校には、授業に役立つ本をまとめた「ものしりランド」、小説などが並ぶ「物語の部屋」など、特色ある図書室が8室もある。東日本大震災後、全国から寄贈された本を活用し、読書環境を整備した。

 200人に満たない児童数に対し、蔵書は1万冊近くに上る。廊下やげた箱にも本が置かれ、校内は本であふれている。

 全国には、学校図書館の照明を明るいLEDに変更し、床にカーペットを敷いて快適に読書できるようにした学校などもある。

 学校図書館には子供の居場所としての役割も期待されている。各地で工夫を凝らし、魅力的な図書館づくりに取り組んでほしい。

 子供の読書活動を支援する学校司書らの活用が重要だ。各教委は研修を充実させ、人材を育てる必要がある。公立図書館とも連携を図るなど、子供たちに多くの読書機会を提供してもらいたい。

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2473090 0 社説 2021/10/27 05:00:00 2021/10/27 05:00:00

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