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    第18回統一地方選挙2015の争点や話題をお伝えします。
    対決の構図

    〈上〉知事選

    地方選 薄まる政党色

     読売新聞社は、統一地方選の前半戦に行われる10道県知事選と5政令市長選(4月12日投開票)の構図を探った。自民・民主両党が対決するのは、北海道、大分県の2知事選と札幌市長選にとどまる見込みだ。今回は、新人同士の対決となるのは札幌市長選だけの方向で、与野党が現職に相乗りする形が多くなりそうだ。(敬称略)。

    民主・共産が共闘…北海道

    北海道

     現職の高橋に、フリーキャスターの佐藤が挑む。
     経産省出身の高橋は、女性知事初の4選を目指す。全道に広がる後援会組織や経済団体の支援を背景に、12年間の実績を訴える。自民党道連が推薦し、公明党道本部も支援を検討する。
     佐藤は「脱原発」や「反TPP」を訴え立候補を表明。道内の民放情報番組に18年間出演した知名度を生かし、無党派層への浸透を狙う。民主党道連は独自候補擁立を初めて断念し、佐藤支持を決定。共産党道委員会も支援を決め、道知事選では初の「共闘」となる。

    高橋はるみ 61 知事 無(自)現〈3〉
    佐藤のりゆき 65 キャスター 無(民、共)新

    自民、現職を支援…大分

    大分

     現職の広瀬に、大分市長の釘宮が挑戦を表明。事実上の「自民・民主対決」の構図に大分市長選も絡んで、注目の選挙戦となる。
     経産次官出身の広瀬は、12年間の知事経験を訴え、4選を目指す。自民党県連が全面的に支援し、公明党県本部が連携を模索する。
     釘宮は「地方創生は今後4年が大事」と、1月に大分市長からの転出を表明。以前所属した民主党の県選出国会議員が支援する。

     山下が共産党公認で、造園業の箕迫が無所属で、立候補を表明している。

    広瀬勝貞 72 知事 無現〈3〉
    山下魁 38 党県常任委員 共新
    釘宮磐 67 大分市長 無新
    箕迫高明 65 造園業 無新

    自・民 6県で現職相乗り

    神奈川

     現職の黒岩に、共産党推薦の岡本が挑む。
     黒岩は前回、テレビキャスターを務めた知名度などを評価され、急きょ各党から立候補を要請された。今回は自民党県連と民主党県議団の推薦を得て、さらに自民、民主、公明各党の推薦を受ける見通しだ。「経済のエンジンは神奈川から回す」と意欲を示し、再生可能エネルギーの普及などを訴える考えだ。
     共産党推薦の政策NPO理事の岡本は「福祉や教育の充実が弱い」と黒岩県政を批判する。

    黒岩祐治 60 知事 無(自)現〈1〉
    岡本一 69 政策NPO理事 無〈共〉新

    徳島

     過去2回と同様、現職対共産党公認の図式となる見込みだ。4選を目指す飯泉を、自民党県連が推薦し、民主系と公明の県議会会派も推薦、事実上の相乗りとなる。共産党は県議の古田を擁立する。

    飯泉嘉門 54 知事 無(自)現〈3〉
    古田美知代 66 党県副委員長 共新

    福岡

     再選を目指す小川に弁護士の後藤が挑む一騎打ちとなる公算が大きい。
     小川は、自民、民主、維新、公明、社民の各党が推薦する。経済活性化や雇用創出など1期目の実績を訴える方向だ。
     後藤は、エネルギーや環境問題の重要性を強調。共産党が支持する。

    小川洋 65 知事 無〈自〉〈民〉〈維〉〈公〉〈社〉現〈1〉
    後藤富和 46 弁護士 無〈共〉新

    福井

     4選を目指す西川が立候補を表明している。自民、民主、公明各党の県組織が推薦。人口減対策やエネルギー政策への取り組み、北陸新幹線の早期県内延伸などを訴える方向だ。共産党は独自候補を擁立する。

    西川一誠 70 知事 無(自、民、公)現〈3〉

    奈良

     3選を目指す荒井に、奈良県生駒市長を26日に辞職する山下が挑む。コンサルタント会社社長の岩崎が立候補を表明し、共産党も候補擁立を模索している。
     荒井は自民党に加え、民主、公明両党の推薦を得た。生駒市を除く38市町村長や業界団体の支持を取り付け、組織固めを進める。
     新聞記者や弁護士を務めた山下は、県政刷新を主張。近畿では奈良県だけ不参加の「関西広域連合」加盟などを争点としたい考えだ。

    荒井正吾 70 知事 無〈自〉〈民〉〈公〉現〈2〉
    岩崎孝彦 44 経営相談業 無新
    山下真 46 生駒市長 無新

    鳥取

     3選を狙う平井を、自民、民主、公明各党が推薦。県内全19市町村長も支持を表明した。財界人らでつくる支援団体を中心に、支持拡大を目指す。共産党が市民団体関係者の擁立を模索している。

    平井伸治 53 知事 無〈自〉〈民〉〈公〉現〈2〉

    民主2県で擁立断念

    三重

     自民、民主両党推薦の新人が激しく競り合った前回と様相が一変。民主党は岡田代表の地元だが、独自候補の擁立を断念した。
     防災などに取り組んだ実績を訴える鈴木への推薦を自民、公明両党が決め、民主党も近く態度を決める。
     共産党は県民主医療機関連合会事務局次長の藤井を推薦している。

    鈴木英敬 40 知事 無〈自〉〈公〉現〈1〉
    藤井新一 56 市民団体役員 無〈共〉新

    島根

     過去2回同様、自民、公明両党推薦の溝口と、共産党公認の一騎打ちの見通し。溝口は、地方創生や人口減少対策に積極的に取り組む考えを強調する。
     県議の萬代は、稼働停止中の島根原発の廃止などを訴える。民主党は自主投票となる。

    溝口善兵衛 69 知事 無〈自〉〈公〉現〈2〉
    萬代弘美 65 党県常任委員 共新

     ◆氏名と肩書などの見方 氏名、満年齢、代表的肩書、所属党派、〈 〉は党の推薦・支持、( )内は党の地方組織の推薦または支持・支援、新旧、〈 〉の数字は当選回数。氏名は立候補予定者で現職、新人の順。新人は党の公認・推薦・支持を受けている者を先に並べ、その他は50音順。党名は衆院の勢力順。満年齢、代表的肩書、公認・推薦・支持は2月25日現在。

    2015年03月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

    2015年統一地方選の日程

    前半

    3/26(木) 知事選告示
    3/29(日) 政令市長選告示
    4/3(金) 道府県議、政令市議選告示
    4/12(日) 知事・道府県議、政令市長・政令市議選投票

    後半

    4/19(日) 市区長・市区議選告示
    4/21(火) 町村長・町村議選告示
    4/26(日) 市区長・市区議、町村長・町村議選投票
    区長・区議は東京都特別区。

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