まさかあんな住宅地に…自民「イージス」で苦慮

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 政府が2023年度の運用開始を目指し、秋田市内への配備計画を進める地上配備型迎撃システム「イージスアショア」の是非を巡り、4月の統一地方選で改選期を迎える秋田県議会と同市議会の与野党系議員の間で対応の違いが鮮明になってきた。政府・与党と、反発を強める地元との板挟み状態の自民党系議員らは表立った議論を避けたい考え。対する野党系の議員らは、最大の争点にしようと躍起となっている。(森山雄太、大塚健太郎)

 ◆自民

 「イージスアショアの配備の必要性『○』、新屋演習場への配備『△』」

 1月下旬に配布した県政報告のチラシに、こう見解を記したのは自民党の鈴木健太県議(秋田市選挙区)だ。同システムの配備候補地となっている陸上自衛隊新屋演習場にほど近い下浜地区に地盤を持つ鈴木氏は今月3日、同地区で支援者約40人を集め座談会を開いた。鈴木氏は「まさかあんな住宅地に置くとは。初めて聞いた時は信じられなかった」としつつも、「代替地を見つけられなければ仕方ない」と、釈然としない胸中を明かした。

 同システムの配備に関して、県民世論の反対は予想以上で、同党系の県議や市議らは苦慮の色合いが深まっている。配備反対を求める請願について、県議会と市議会は昨年12月、本会議で採決を見送り、継続審査とした。いずれも同党系議員の採決への反対が理由だった。多くは「事前調査の結果が出ていない」として、配備の是非には口をつぐむ。

 党県連幹部は「新年度に公表される見通しの事前調査の結果で、配備の適地とされて公表時期が選挙の期間に重なれば、反対論が巻き起こりかねない」と語り、今後の国の出方を注視する。

 ◆野党

 一方、配備に反対の立憲民主、国民民主、共産、社民の野党各党は、統一選や夏の参院選という一連の政治日程をにらみ、最大の争点と位置づける構えだ。

 立民、国民、社民の3党は3日、秋田市内で合同の集会を開いて、気勢を上げた。各党所属の国会議員や地方議員ら、支援者ら計約300人が集まり、参加者からは「イージスに賛成するような議員には投票したくない」との声も出て、会場は反対ムードで盛り上がった。

 共産党も、「ミサイル基地はいらない」といったポスターを掲げるなどして、イージスアショアの配備に反対する姿勢を鮮明にしている。党県委員会は「秋田県の最大の政治問題」と位置づけ、昨年12月には佐竹知事に公開質問状を提出するなど、力を入れる。米田吉正委員長は「安倍政治の強権ぶりの地方への持ち込みだ」と強調。与党との対立軸として前面に押し出している。

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426722 0 統一地方選2019 2019/02/06 14:40:00 2019/09/19 15:08:10

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