最年少知事の鈴木氏「あらゆるピンチをチャンスに」
メモ入力
-最大400文字まで
完了しました

知事選で全国唯一の与野党対決となった北海道知事選で、初当選を果たした前夕張市長の鈴木直道さん(38)は、札幌市内の事務所で支持者らを前に、「北海道新時代を切り開く先頭に立ち、全力で取り組んでいく」と決意を語った。
鈴木さんは「あらゆるピンチをチャンスに!」をキャッチフレーズに掲げ、道内各地で遊説を展開した。東京都職員を辞めて「裸一貫」で就任した全国唯一の財政再生団体の市長として、膨大な「借金」を完済する道筋を立てた実績などをアピールし、道政でその経験を生かすと訴えた。
街頭演説では、国依存体質からの脱却を掲げる対立候補を意識して、「国、道、市町村が一体となり、課題に真っ正面から向き合っていく」と強調。若い世代や女性、無党派層などからも圧倒的な支持を得た。
30歳で夕張市長に就任した際に「全国最年少市長」と脚光を浴び、今度は現職で「全国最年少知事」となる。抱負を問われると、「若さを生かして北海道のあらゆる可能性を引き出し、笑顔あふれる北海道を築き上げていきたい」と述べた。
無断転載禁止