3区長選・6区議選は翌日開票…人件費削減優先

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 統一地方選の後半戦は21日に投票日を迎える。大半の選挙は即日開票され、22日未明にかけて続々と新しい首長や議員が決まる。しかし、東京都の江東、大田、江戸川の3区長選、この3区と中野、杉並、荒川の計6区議選は翌22日に開票される。翌日開票は、結果が有権者に早く伝わらないデメリットがある一方、開票に携わる職員の人件費削減やミス防止につながるメリットがあり、各選挙管理委員会で判断が分かれている。

 ◆経費削減

 江戸川区は人件費を削減するため、翌日に開票する。日曜日の作業は時間外勤務となるため、平日に作業して時間外手当分を約400万~500万円削減しているという。区選管の担当者は「結果を早く知らせる重要性は認識しているが、税金で賄う経費を削減する意義も大きい」と話す。

 翌日開票によって約700万円の削減を見込む杉並区は、2011年は即日開票だったが、前回15年から翌日とした。前回選後、コストはかかるが結果が早く伝わる即日と、結果が遅くてもコストがかからない翌日のどちらがいいか区民に尋ねたところ、「即日を求める声は少なかった」(区選管)といい、今回も翌日とした。

 大田区では約400万円、荒川区では約190万円の削減効果があるという。

 ◆ミス防止

 「即日開票だと、職員が投票事務から続けて開票作業をすることになり、疲労によるミスが起きかねない」。翌日開票の江東区選管の担当者はこう話す。区議選は接戦になることが多く、15年は41票差、11年は6票差で当落が分かれた。「開票の正確性の確保を優先すべきだ」と担当者。

 中野区も「経費削減に加えて作業を効率化するため」として、02年の区長選から翌日開票としている。

 区長選、区議選を5月に控える足立区は今回から翌日開票に変える。前回選で得票の計上ミスがあったからだ。当選候補の得票や白票の数え間違いが相次ぎ、後日再点検するなど混乱したため、区選管は「正確性に万全を期す。現段階で苦情はきていない」と説明する。

 ◆即日開票

 一方、07、11年の統一選で翌日だった東京都八王子市は、15年から即日に戻した。新しい読み取り分類機を段階的に購入し、計6台に増えたことで、作業時間が短縮され、職員の労力や人件費削減が可能になったからだ。

 市長選と市議選がある東京都三鷹市は「投票結果を迅速に有権者に伝えなければならない」と即日にこだわる。約240人の市職員が参加する開票作業が長時間になれば、翌日業務に支障がでかねないため、選挙がない西東京市から機器を借りて開票時間の短縮を図る。

 担当者は「今回から18、19歳の票が増えるが、開票終了時間は前回選並みの予定だ」と話している。

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547171 0 統一地方選2019 2019/04/21 13:45:00 2019/09/19 15:14:20

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※区長・区議は東京都特別区。

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