3選を目指し落選した元村長、村議に初当選
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定数10に12人が立候補した長野県木島平村議選は、2007年から2期8年にわたって村長を務めた芳川修二氏(66)が初当選を果たした。各地で街頭演説を重ね、村長時代の支援者を中心に支持を集めた。
15年2月の村長選で3選を目指したが落選。再起をはかってきたが、村長と議会の緊張関係が失われている現状に疑問を持った。国の補助制度に対する村議の理解不足なども感じ「議会をレベルアップしたい」と村議への転身を決意した。
選挙戦では「都市にはない農山村の価値に磨きをかける」と主張。名水や豊かな田園を観光資源に「村全体を農村文化発信のミュージアムにしていく」と訴えた。村長時代は「全国村長サミット」を村で全国初開催した。「志道半ばで去らざるを得なかった」と振り返る4年前の悔しさを糧に、今度は議員として村政に携わる。