統一地方選 後半戦の最終結果
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市長など5選挙 投票率最低更新

21日投票の統一地方選後半戦の平均投票率は、市長、市議、区議、町村長、町村議の5選挙で過去最低を更新し、下落傾向に歯止めがかからなかった。市長選の平均投票率は前回から3・03ポイント減の47・50%となり、初めて5割を切った。最低は現職が圧勝した大分市長選で、27・72%だった。
市長選以外の平均投票率は市議選45・57%(前回比3・05ポイント減)、区議選42・63%(同0・18ポイント減)、町村長選65・23%(同3・84ポイント減)、町村議選59・70%(同4・64ポイント減)。区長選のみ上昇し、0・10ポイント増の44・21%だった。
市議女性当選者 過去最多の1239人

今回の統一地方選後半戦は女性の躍進が目立った。
政令市を除く一般市長選では、無投票を含めて過去最多の6人が当選した。新潟県加茂市と山口県周南市では、新人女性が現職男性を破った。京都府木津川市と兵庫県芦屋市では、女性候補同士の戦いになった。
市議選では1239人が当選し、過去最多だった2003年の1233人を上回った。改選総定数に占める女性当選者の割合は18・4%で、4年前の前回統一選の16・1%から2・3ポイント増えた。鹿児島県垂水市では、1958年の市制施行後初の女性市議が誕生した。
東京都の区議選では、前回を16人上回る243人の女性が当選し、これも過去最多となった。町村議選でも前回より78人多い521人が議席を獲得した。