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「魅力度最下位」の栃木、知事選に余波…「発信力が重要」「実力は違う」と舌戦

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 都道府県の魅力度ランキングで栃木県が最下位になった余波が、知事選(11月15日投開票)の論戦に及んでいる。全国に魅力を広めるにはどうしたらいいか。県民の関心が高いとみられるテーマだけに、新人で元NHK宇都宮放送局長の田野辺隆男氏(60)と現職の福田富一氏(67)の舌戦が熱を帯びている。

 民間調査会社「ブランド総合研究所」(東京)がランキングを発表したのは10月14日。29日の選挙告示まで2週間余りに迫っていた。福田氏は報道陣の取材に応じ、「魅力や実力を測るのに適切な指標なのか」とランキングを疑問視。21日には公務として同社を訪れて抗議し、総合的な評価項目の創設や調査手法の改善を申し入れた。

 田野辺氏にとっては格好の攻撃材料を得た形だ。29日には、宇都宮市での第一声で「栃木県が最下位になるはずがない。(重要なのは)やはり発信力です」と力を込めた。NHKでディレクターを務めた経験から、キャッチコピーづくりに自信があるといい、陣営側は「どんどんアピールしてほしい」と期待する。

 告示前の街頭演説では、「イチゴが納豆に負けるわけがない。鹿島神宮より東照宮の方がきらびやかだ」と、昨年まで最下位の茨城県を引き合いに出して持論を展開。ただ、その発言には「あまり気分の良いものではない」と、陣営側からも冷ややかな声が上がった。田野辺氏は28日、「大人げなく、このような言い方をするべきではなかった」とツイッターで謝罪した。

 一方、福田氏は29日の大田原市での第一声で、「魅力と実力は違う。栃木は様々な分野で実力を高めている。『有名有力県』にする」と訴えた。

 ランキング発表後、調査会社に抗議しに行ったことへの賛否は割れている。県庁には約100件の意見が寄せられ、「よくぞ言ってくれた」と支持する声と、「わざわざ直談判に行く必要があるのか」と批判的な声がほぼ同数だったという。

 「課題があると思えば指摘するのは、知事として当然の務めだ。だから、やらなければならない」。福田氏は29日、宇都宮市での出陣式の訴えの中で批判があることに触れつつ、自らが出向いた理由を説明した。ただ、一連の言動には、支援者の中にも「わざわざ相手の土俵に上がった形」と疑問視する向きがある。

 活発化する県の魅力度向上策の論戦に対し、ある商工関係者は「あくまでも民間の調査で、一喜一憂するものではない。新型コロナウイルスで落ち込む観光や経済活動をどうするのか。そのことを真剣に考えてほしい」と訴えた。

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1592508 0 地方選 2020/10/31 13:21:00 2020/10/31 14:29:16

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